大学入試から早3年半。
今でこそ大学4回生で、大学卒業も間近という僕ですが、そんな僕にも高校生だった頃がありました。
僕は典型的な文系で、国語や英語といった文系科目は、模試で毎回偏差値60を超えるくらいは取っていましたが、数学だけは毎回偏差値50を下回り、ひどい時には30台ということもありました。
高校三年生になり、進路を決める際、数学が出来ないので早稲田や慶応といった難関私立大学を第一志望にしようかと考えていました。
しかし、僕が通っていた高校は、典型的な自称進学校であり、また、国立信仰があったため、私立大学に進もうとしている生徒は冷遇(?)されていました。
それだけならまだよかったのですが、僕はなぜか昔から大阪大学に行きたい!という思いがあったため、数学を頑張ることにしました。
結果としては、大阪大学に入学することは出来ませんでしたが、苦手だった数学をある程度克服できたのではないかと思います。(それでも全教科で数学が一番苦手)
今回は、苦手だった数学を克服した方法を紹介したいと思います。
黄チャートの要点のまとめ、例題、解説、解答を一通り音読していく
最初の段階では、自分で問題を解いていくということはしませんでした。
僕は数学的センスが致命的に無かったため、何も知らずに一から解法を思いつくのは無理だと判断したため、解法を覚えることにしました。
いちいち解いていたら時間もかかりますからね。
なぜ、音読なのかというと、頭の中に数学的な言語を染み込ませるためです。
数学が苦手な人は、大抵数式を見ただけで嫌悪感を抱きます。
そういった嫌悪感を払拭するために、音読でまずは数式に慣れていこう!ということで音読をしていました。
一周読み終えた後も毎日1時間程度でいいので、繰り返し繰り返しチャートの音読は続けてください。
数学が得意な人は黄チャートより上の参考書である青チャートでやってもいいですし、自力で問題を解いていってもいいと思います。(そもそも数学が得意な人はこの記事を読まないと思うが)
センター過去問を黄チャートを参考にしながら解いていく
チャートを一周読んだら、とりあえずセンター過去問を解きます。
一周読んだだけだと、頭にほとんど内容が残っていないため、黄チャートを参考にしながら解いていきます。
そして解き終わったら、解説を音読していきます。
ちなみに、直前の演習用に1年分だけは残しておいてください。
センター1か月前と、直前期になったら黄チャートの音読は勿論、センター過去問の問題と解説も音読していきます。

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志望校の過去問を黄チャートを参考にしながら解いていく
センター過去問を一通り解いて解説の音読も終わったら志望校の過去問を解いていきます。
方法はセンター過去問の時と同じで、黄チャートを参考にしながら解き、解き終わったら解説を音読します。
センターが終わり、2次試験直前となったら、志望校の過去問を音読していきます。
難関大を志望している人は各大学の数学過去問集があるので、そちらを使用します。
こういった物が無い大学だと普通の赤本で直前の演習用に一年分残しておき、上記のように解いて音読していきます。
模試を受けた場合は間違えた問題を音読していく
何回か模試を受けると思いますが、解きっぱなしにするのではなく、復習をしなければなりません。
復習の方法は、間違えた問題の問題と解説を音読していきます。
一度でも間違えた問題を音読しておくと、黄チャートを音読している際、「あ、ここ間違えたところだからしっかり覚えておこう」といった意識が働くようになります。
間違えたものは一度でも読む。これが大切です。
まとめ
以上の方法で僕は数学の偏差値を60以上にしました。
色々長く書きましたが、要点をまとめると
・チャート音読
・センター過去問解いて音読
・志望校の過去問解いて音読
・模試の間違えたところ音読
となります。
僕みたいな文系脳の人からすると、数学も暗記科目です。
ひたすら音読して体に染みつかせるだけです。
数学が苦手で文系に進んだという人には効果的な勉強法だと思います。
国立大学に行きたい!っていう人はあきらめずに数学を勉強しましょう!