よく、サッカーでボールコントロールを身につけるために、テニスボールでリフティングをしたり、家で小さいボールを足で扱う、という話を聞きます。
僕が所属していたクラブチームでは、テニスボールでリフティング100回出来ないとまともに指導してもらえない、という制度までありました。(なんとかクリアしました)
しかし、僕はこういった本来競技に使うボールより小さなものを扱うことに反対です。
確かに小さなボールでリフティングをしてみると、普通のサッカーボールでするより、より芯を捉える感覚、集中力といったものが必要になってきます。
芯を捉えることができるようになるため、キックやトラップといった技術は向上するかもしれません。
ですが、ドリブルだけは別です。
ドリブルというものは芯を蹴って行うものではなく、周辺部を蹴って行うものです
。
また、スピードに乗ったドリブルをしている時、周辺部をちょこっと触るだけでボールの軌道が変わり、それだけで相手を抜くこともできます。
周辺部をちょこちょこ触ったドリブルを僕は多用しますが、その方がスピードに乗った時にボールを扱いやすくなります。
テニスボールではボールが小さいため、周辺部を上手く触れず、ボールの周辺部の感覚を養うことが出来ません。
そもそもサッカーはサッカーボールで行うので、キックやトラップもサッカーボールで出来ればそれで良いのです。
テニスボールで出来る必要はありません。
というわけで、練習をする時は競技に合ったボール、サッカーならサッカーボール、フットサルならフットサルボールを使いましょう!

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